こちらは、教室の受講生の方の体験談です。
廣田 桃子
血液型:B
歴:3年
三味線との出合いは、母との歌舞伎鑑賞です。
歌舞伎には日本文化の粋が結集されていて、舞台に流れる独特な空気感が大好きです。
いつもすっと、その不思議世界に導いてくれるのは何といっても三味線の、心の糸までつま弾く、魅力的な音色です。
舞台に流れる、三味線の美しく澄んだ音色は華やかで力強く、そして時にもの悲しく、演じての心境が、三味線の音色を通して観客の私たちの心にまで届き、感動します。
「いつか自分も触れてみたい」と思っていましたが、そんな時、簑田弘大先生のホームページを拝見して、ご指導を頂く事になりました。
簑田先生は洋楽や演劇など、様々なジャンルとコラボされていて、古典楽器の領域に踏みとどまることなく、新しい境地の開拓にもとても熱心な音楽家です。
ご自身の音楽にはとても情熱的な簑田先生ですが、お稽古はゆったりとしていて、質問にもとても丁寧にわかりやすく答えて下さって、息切れせずに続ける事ができています。
マイペースでこうして継続できているのもやさしいお人柄の先生あっての事、いつも感謝しています。仕事が忙しい時期でも、先生の長唄に合わせて集中して弾く事で、お稽古が終った頃には、身も心もすっきりとした気持ちになります。
三味線と向き合う時間はとても穏やかで、心に豊かな彩りやゆとりを与えてくれます。
大先生である杵屋五司郎先生の素敵なお弟子さん(お姉さま)たちのようになれるまで、これからも三味線を続けていけらたいいなと思っています。