三味線演奏家簑田弘大のblog

Shamisen artist MINODA Kohdai's blog

Case13 名取 千春

こちらは、教室の受講生の方の体験談です。

名取 千春

所属:仙台 三味仙座

血液型:B型

歴:3年

きょうしつのこえ名取千春

(右から3番目が名取千春さん)


実家に祖母が使っていた長唄三味線があって、いつか弾いてみたいという淡い思いを温め続けること数年。たまたまある日ネットで「仙台 長唄三味線」でググったらヒットしたのが三味仙座です。

なんか楽しそう!即体験レッスンを申込み、そのまま入会しました。

考えるよりまず走り出すタイプです。

B型気質でしょうか?


入会して2カ月後にはおさらい会に出ました。

「先生、まだおさらいするものはないですけど」弘大先生はにっこり笑って「いいんですよ、今練習しているものをやりましょう」どちらも前向き、というか無謀ですね。

でも先生に大丈夫と言っていただくと、なんだか大丈夫な気になってしまうのが不思議です。


今年で早3年目、一曲ごとに難易度が上がり、特に先生の弾く替手と息を合わせるのが難しいです。

先生は相変わらずにっこり笑って、でも手はどんどん早くなっていく…容赦ありません。

それでもいつの間にかできるようになってくるので、お稽古は楽しいです。

三味仙座のもうお一人、あや先生は別の視点でフォローしてくださり、お二人の先生から指導していただける、ちょっとうれしい環境です。


また、先生のお教室ではいろいろなイベントがあって、東京や新潟のお稽古場の皆さんとご一緒する機会もあり、それも楽しみの一つです。


そうそう、長唄は楽譜もとても情緒があって素敵なんです。

例えばフレーズの曲想を表すのに、「サラリト」「シヅカニ」「ノリテ」「ハデヤカニ」なんて書いてあります。

縦書きで。歌詞も、掛詞になっていたりと洒落ていて、奥ゆかしくも美しく、和ごころに響きます。


三味仙座では希望者に唄のお稽古もしてもらえます。

普段のお稽古で、先生はごく自然に弾き唄いをしていらっしゃいますが、音程もリズムも異なる節を弾きながら唄うって、あり得ない難しさ!でも、いつかさらりと弾き唄い、を目標に、気長に楽しみながら続けていけたらと思っています。